よりみちのほうが面白い

日経ビジネスオンラインで
ストレスコントロールに関する記事がありました。

 

インタビューイーが元ソニーのマーケッターで、
故大賀社長の下、
強烈なプレッシャーを受けながら働いていた経験があり、
大賀さんの仕事の仕方がどんなに厳しかったかという話が、
すごく面白かったのです。

ところが上の話は
インタビューのテーマとややズレていて、
記事の中では余談の扱いなのですが、
余談が前・後編の後編の中程まで続くという
変なバランスになっていました。

既存の紙メディアなら、
よりみち的なエピソードは割愛されて、
大賀さんの面白い話は
陽の目を見なかったかもしれません。

ところが、
Webメディアの良さといいますか、
記事の尺に制約が小さいために、
主題と外れた面白い話題を
膨らませることができたようです

 

ほぼ日の糸井重里さんは、
インタビューの名手で、
彼のインタビューは常に発見があります。

その、彼のインタビューも
ほとんどテーマ無しで
よりみちだらけの
雑談に思えます。

しかしそれが面白いわけです。

 

よりみちを常に意識して
面白いエピソードにぶち当たったら、
その時には既存のテーマに拘らずに
よりみち部分を掘り下げたほうがいい。

Webメディアの良さは
よりみちの中から生まれるのではないかと思います。