ぼっけえ、きょうてえ

週末のロッシーズで、岩井志麻子さんの「ぼっけえ、きょうてえ」を読む機会がありました。

ロッシーズは雑誌や単行本がインテリア的に置いてある店づくりをしていて、

料理が届く間(すこし長い)に手にとったんです。

で、おもしろい。

文章がたっしゃというのも勿論、設定が巧み。

ジャンルも怖い話と自分好みで相性もよかったです。

日本ホラー小説大賞というには、幽霊とかお化けがでるという意味での怖さは感じなかったのですが、貧乏の描写が凄まじく、それでも生きていかなくてはならない人間の宿命というやつが恐ろしいと感じさせられました。

傑作。